■ 多民族共生教育フォーラム  弁護士  川口 創
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今日本には、様々な国籍(188カ国)の外国人が200万人以上暮らしています。また,朝鮮学校、韓国学校、中華学校、ブラジル学校、ペルー学校、インド学校、インドネシア学校、インターナショナル・スクールなど、数多くの外国人学校・民族学校があり、多くの子どもたちが学んでいます。
  しかし、これらの学校には財政補助もなく、卒業資格や学校としての認可、通学定期券、学校保健などで差別的な取り扱いを受けています。校舎もない学校も少なくありません。これは,外国人学校・民族学校が正規の学校と認められず、そこで学ぶさまざまな国籍・民族の子どもたちの「教育を受ける権利」が保障されていないことに原因があります。
今まで,外国人学校・民族学校は個々に難問に取り組んできました。しかし,それでは限界があります。そこで,外国人学校・民族学校同士が連携し、協力し合って共通の問題を解決していこうと,昨年「第1回多民族共生教育フォーラム」を神戸で開催しました。 全国の学校関係者や支援者,研究者,法律家などがはじめて一堂に会し,連携が始まりました。第2回目のフォーラムは是非外国人の多い東海で,ということで,11月12日に名古屋の国際センターで開くこととなり,現在準備を進めています。子ども達の教育を考える貴重な集会です。是非足をお運び頂ください。


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