「きょうされん全国大会に参加して」    事務局 近藤 久乃
   
 
 きょうされん(共同作業所全国連絡会)全国大会に参加しました。
 〜5月17日、18日 国際会議場にて〜
 
2002年の全国大会は、きょうされん結成25周年記念ということで、共同作業所発祥の
地である名古屋で行われました。
共同作業所は、主に養護学校卒業生や一般就労が困難な障害者が通所している施設で
全国には認可・無認可を合わせて約6000ヶ所あります。
この時代、財政難を抱えながらも、作業所への要求は高く、必要に迫られて、どんどん増え
ています。
 
我が家では中途障害者の夫が、3年前から無認可小規模作業所に通っています。
作業所では、障害の種別も程度も違う仲間(障害者)にそれぞれ合う仕事を見つけて意欲
を引き出すとともに、必要な療養も行い、快適で豊かな生活の保障をめざしています。
一般に障害者とともに暮らすことは何かと生活上の負担や活動の制約が多く、今の社会では当事者にその努力が求められています。しかし個人の努力には限界もあります。
私は作業所と出会うことによって、一人ではできなくても何人かの少しずつの力を合わせれば
できることを知りました。それは私にとってまさに目から鱗でした。
おかげで肩の力を抜いて生きることを教えられました。
 
全国の同じ様な境遇で地道に生活をされている方々、万難を排し大会に参加された方々、
その存在に私はどれだけ励まされたことでしょう。
作業所の発展のために私もできることをしようと決意を新たにしました。

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