〜政府の本音〜       弁護士 前田 義博
 
 
 
  『戦争放棄、戦力不保持なんて非現実的だ。自衛隊は十分に働けるようにすべきだ。
 そのためには多少の犠牲はやむをえない。
 戦争するのに法律なんか守っちゃいられない。
 だから法律は守らなくてもいいという規定は絶対必要だ。
 有事法制のひとつの自衛隊法改正案には21の法律適用除外がある。
 国立公園の中で木を切り倒して陣地を作ってもかまわない。
 民間人の家屋敷だって必要があれば接収できなくちゃ。戦争するんだから当然のことだ。
 
 戦争するのに国会の審議・承認が必要だなんていっていたら負けてしまう。
 自衛隊がいつ戦争を始めるのかというようなことにしろうとは口を出さず、
 専門家に任せてほしい。
 
 憲法や法律を守らないというだけでは戦争はできない。
 地方自治体や民間人の協力も絶対必要だ。
 たとえば昔の大本営発表のようなことをNHKにやってもらわないといけない。
 NHKが大本営発表をしているのに、ニュースステーションの久米に茶化されてはたまらない。
 こういうことは制限する必要がある。これも有事法制に盛り込んでもらった。
 地方自治体の首長にはおかしな人もいるから、協力してくれなければ、政府が直接職員を
 指揮命令できるようにすることも必要だ。
 
 昔の沖縄のことを持ち出して、軍隊は国民を守らないと久米が言っていた。
 とんでもないデマだ。万一の場合には空襲警報を出して警戒を呼びかける。
 じゃまな女子どもたちには田舎に疎開してもらう。
 
 今の憲法は戦争を予定していないので、たとえば疎開といったって、どこの役所が責任を
 もってやるのか、法整備は大変なのだ。
 2年をめどに整備するので、これも政府を信頼して任せてほしい。』
 
     ……みなさん、どう思われますか。よく考えましょう。

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